2010年7月31日土曜日

ユキパル創刊しました。



お待たせ?
しました?
ようやく「ユキパル」第1号を発行しました。

A5サイズ全16ページという小冊子です。
書店で取り扱っているわけでもないから、なかなか目にする機会も少ないでしょうけど。
「八戸ローカルマガジン」「エリアマガジン」とかサブタイトルを検討しましたが、「リージョナル・マガジン」などと気張ったものにしました。
「地域雑誌」という意味です。
覚えた言葉をすぐ使ってみたくなっただけでした。
このページ数で定価200円。
このデフレ時代に、のっけから価格競争からは脱落しています。
量より質という方向性なのだと、見栄も張ってます。
内容は、特集「館鼻朝市の本格珈琲」として、「S.Roasteria」さん、ミニチュア工房ちびっつ@さんほかを取材掲載しました。
今号は創刊号なので、PR用に無料で手にすることもあると思います。
またWEBユキパルで近々、PDFで見られるようにします。
もし気に入るようであれば、次号からぜひお買い求め下さい。
取り扱ってくれるお店も漸次増やし、また書店販売も考えております。
本誌の配布普及に協力応援して下さる方、お店、企業を「ユキパル★ぱる(サポーターズ)」として募集しています。
試合に出て活躍したわけでもないけど、お立ち台で「応援よろしくお願いします!」と四方に手を振りたい気分です。


それにしても、この電子メディアの興隆期に何で今さら紙媒体なんだろう?
と自分でも考えてしまいます。
一応、iPadは、手に入れて使ってもいるので、その便利さ、面白さ、可能性は十分認めます。

ちなみにi文庫HDというアプリを購入した時は、個人的に衝撃でした。
インストールした途端に、画面の本棚に文庫の名作がずらり。
それを眺めただけで、すっかり読書欲が満たされてしまったけれど(夏目漱石だけで100冊がストックされている)。

もとい。
考えが、はっきりと整理されてはいないが、電子メディアができないことで、紙ができることを見たいということのような気がします。
バーチャル(virtual=仮想の)の反対語はリアル(real=現実的)ではなくて、フィジカル(physical=身体的)だそうだが、人類のコミュニケーションってもともと、アーとかウーとか声を発したり、身振り手振りの身体動作から始まったと思います。
そこがもっとも基本的で直接的な他者とのコミュニケーションの出発であれば、インターネットやケータイに以前の、文字や印刷技術の発明すらが、デジタル化の過程と言えるでしょう。

コミュニケーション手段の発達が、相互理解をしやすくしたのと同時に別な次元での誤解も生まれたのだと思います。
コミュニケーション手段の発達が、人類に幸福を導くものだったとすれば、世界の今の状況はなかったでしょうし。
やろうとすれば地球の反対側の人々とコンタクトがとれるような手段を得た反面、理解と同量の新たな無理解と錯誤をもたらしていることに気づいていないのではないか。
そんな感じがします。
必ずしも郷愁ではなくて、アナログ文化に愛着があるし、人間は本質的にデジタル(digital=非連続な)状態でいられるものなのか、懸念があります。

でもって、何を言いたかったかというと、今更原始人のようにアーとかウーとかという意思伝達には戻れないけれども(ちょっとやってみたい気がします)、コミュニケーションにおける機能の便利さを少しは疑っておいたほうがいいと、私の中のフィジカルが言っているのです。
で、紙媒体へのこだわりが残っている、と。
でも、紙媒体は、金もかかる媒体でもある、と。
だから協力して下さる方がいれば歓迎です、と。


今夜から、八戸三社大祭です。
「八戸三社大祭公式ガイドブック」も読んでみて下さいね。